IHが鍋を認識しない:磁石が付いても底面の大きさを確認

IH対応と書かれた鍋でも、コンロが認識しないことがあります。箱に書かれた直径は鍋の上部の幅で、ガラス面に接する平らな磁性部分はもっと小さい場合があるからです。買い替える前に、冷えた鍋の底を磁石で調べ、その部分の直径を測ってください。

このページの測定表で、鍋の平らな接触面・磁石が付く範囲とIH機種の認識条件を照合できます。購入前の確認にも使えます。手持ちの鍋が認識されず、鍋・加熱部ごとの比較やメーカーへの問い合わせ用の記録が必要な場合は、手持ちの鍋の認識不良を確認し写真を記録する案内をご覧ください。

鍋の上部の直径、平らな底面、磁石が付く部分を区別したIH対応鍋の概念図
概念図であり、実物の鍋や加熱部を測った図ではありません。

磁石は底の一か所だけでなく複数の場所に

鍋とコンロが冷えた状態で、底面の中央から外側へ磁石の付き方を比べます。LGの調理器具案内は、IH表示があっても底の一部しか磁性を持たないと作動が不安定になり得ると説明します。GE Appliancesも磁石による確認を最初の目安にしています。

磁石が付けば必ず使える、という意味ではありません。底が小さい、反っている、加熱部の中心からずれている場合も認識に影響します。熱い器具で試さないでください。

測るのは上部ではなく平らな磁性底面

記録するもの 確認方法 比較先
表示された鍋の直径 箱や製品表示を見る 参考値。検知寸法ではない
平らな底の直径 ガラスに触れる範囲を測る 加熱ゾーンの推奨寸法
磁石が付く範囲 中心から外へ動かす 機種別の最小検知寸法
置き場所 加熱ゾーンの印の中央に置く 説明書の配置図

GEのサイズ案内は鍋の上部と底面の違いを説明しています。たとえば「24 cmの鍋」の平らな底が17 cmという例は、考え方を示す仮定であり、試験した製品の測定値ではありません。自分の鍋を測り、コンロの説明書で加熱ゾーンごとの最小寸法を確かめましょう。

磁石は付くのに「鍋なし」と表示されるとき

  1. 鍋底を加熱ゾーンの中央に置き直す。
  2. 底が平らで、反りや脚がないか見る。
  3. 同じ加熱ゾーンで普段使えている別の鍋を試す。別の鍋が使えるなら、最初の鍋の底と寸法を調べる。
  4. 複数の適合鍋が同じ加熱ゾーンで使えない、またはエラーが続くなら、使用を止めて型番の説明書や修理窓口を確認する。

大きな鍋の縁が操作部や金属の枠に重ならないようにします。縁を広げてもコイルの加熱範囲は広がりません。相談時には「平らな底 ___ cm/磁性範囲 ___ cm/加熱ゾーン ___/型番 ___」を控えると、鍋とコンロのどちらを調べるべきか伝わります。

出典確認:2026年9月28日。メーカー資料を比較した案内です。実物の鍋・IHコンロを試験した記事ではありません。